
2023年6月5日に名古屋市天白区にてパトカーと軽乗用車の衝突事故が起こりました。
軽乗用車に乗っていたのは35歳の母親、7歳の長男、1歳の長女だったそうで、長男が内臓から出血する重傷だということです。
パトカーに乗っていた34歳の巡査部長と36歳の巡査長には怪我がなかったそうです。
母親と長女は軽傷だということですが、長男が重傷というくらいなのでかなり衝撃があったものだと思われますね。
しかも報道によるとパトカーはサイレンを鳴らさない状態で一方通行の道路を逆走して事故を起こしたということです。
そこでこのような疑問が浮かびます。
・なぜパトカーと軽乗用車は事故を起こしたのか?
・事故が起きた現場の場所はどこ?
・なぜサイレンを鳴らさなかったのか?
・なぜ逆走する必要があったのか?
・本来パトカーは逆走してもいいのか?
以上のようなことが気になりますね。
パトカーが一般車両と事故を起こすなんてあってはならないことです。
そこで今回は…。
・【名古屋】逆走パトカーの事故現場の場所はどこ?
・パトカーがサイレンを鳴らさなかった理由は?
以上パトカーと軽乗用車の事故がなぜ起こったのかなどについてまとめてみたいと思います。
名古屋市でパトカーと軽乗用車の事故の概要
6月5日の午後5時55分ごろに名古屋市天白区池場の十字路交差点でパトカーと軽乗用車の衝突事故がありました。
軽乗用車の乗っていた団体職員の女性とその長男(7歳)、長女(1歳)が巻き込まれ、女性と長女は軽傷ですが長男が重傷となってしまいました。
長男は内臓出血をしてしまったそうでかなりひどい状態が伺えます。
パトカーの男性巡査部長(34歳)と男性巡査長(36歳)にけがはなかったそうです。
パトカーは当初不審人物を追跡中だったそうですが、その際にサイレンを鳴らさずに一方通行の道を逆走して交差点に入った際に事故が起きたということです。
一方通行から車が来るなんて普段考えないでしょうから、軽乗用車の女性も驚かれたのは間違いないでしょう。
起きてはいけない事故が起きてしまいましたね…。
なぜこのようなことが起きたのか調べてみます。
【名古屋】逆走パトカーの事故現場の場所はどこ?
ではまず現場がどこなのか知りたいですよね。
事故現場の場所は「名古屋市天白区池場1丁目」の交差点です。

ここの交差点で事故が起きたようです。
この現場周辺は一方通行の道が結構多いんですね。
地元方ならわかるでしょうが、初めて訪れた方は注意しないと間違ってしまう可能性もあるような場所かもしれません。
この現場でどのようにして事故が起きてしまったのでしょうか。
上のストリートビューの画像を見ていただくと交差点左側が一歩通行なことがわかりますね。
パトカーは当時「一方通行を南方向に進んでいた」という情報があるので、方角的にもこの画像から見て左方向から侵入してきたと思われます。
そして交差点に進入して事故が起きたということです。
軽乗用車がどちらにいたのかちょっと不明ではあるのですが、進行方向に向かっている際に衝突してしまったということでしょう。
そもそもパトカーと言えど、一方通行から突然車が逆走してくるとは普段は考えてないですよね。
ましてやサイレンを鳴らしていないのであれば音で気づくことも難しいですし尚更ですね。
状況は判明していませんが、交差点進入時にサイレンも鳴らしていない状態でなおかつ一方通行からパトカーが来たことによって起きてしまった事故の可能性が高いです。
パトカーがサイレンを鳴らさなかった理由は?
パトカーはなぜサイレンを鳴らしていなかったのでしょうか。
報道によると、どうやら最初に不審人物を追跡する際にはサイレンを鳴らしていたようです。
愛知県警天白署の発表によると、パトカーは事故前、パトカーの姿を見て逃走した少年に職務質問しようと、サイレンを鳴らして赤色灯を付け、一方通行の道を西へ逆走して追跡。途中で少年を見失ったためサイレンを消したが、南側交差点で再度発見し、サイレンを鳴らさずに追跡を再開。一方通行を南へ逆走し、交差点に差しかかったところで軽自動車と衝突したとみられる。
引用元:Yahoo!ニュース
少なくとも最初に不審人物を追跡する際にはサイレンを鳴らしていますし、赤色灯も付けていたようですね。
この時にも一方通行は逆走していたようです。
しかし見失って消したまでは良いですが、その後再度見つけた際に今度はサイレンを鳴らさずに追跡をしていたとか…。
仮に最初と同様サイレンを鳴らしていればもしかしたら起きなかった事故だった可能性もありますよね。
なぜ二度目は鳴らさなかったのでしょうか。
もしかしたら追跡している不審人物に気づかれないために敢えて鳴らさなかった可能性も考えられます。
一度目に見失ってしまった人物をまた見つけたことによって気づかれないように追跡を続けようとしたとも推測できます。
「犯人を無駄に刺激しないためなど、事件や通報の内容によってパトランプの点灯のみでサイレンは鳴らさずに現場に向かうパトカーもあります
引用元:くるまのニュース
不審人物は一度パトカーが近づいたら逃走したそうなので警戒をしていたと思われます。
鳴らすことによってまた逃げられるのを避けるために鳴らさなかったという考え方もできるかもしれません。
ただ、それだとしたら尚更運転には注意する必要があったとは思いますが…。
そもそも本来サイレンを鳴らさないパトカーは一方通行を逆走してもいいのでしょうか。
サイレンを鳴らして赤色灯もつけていれば緊急車両となりますのでそこに関しては問題ないと思われますね。
結論から申しますと、サイレンを鳴らしていないパトカーが一歩通行を逆走することは一概に違反ということにはならないようです。
一般的にはサイレンを鳴らしていなければ緊急車両扱いにはならないので逆走もいけないのですが、状況によってそう判断されないようです。
パトランプの点灯のみで走行するパトカーは、基本的には一般車両と同じ扱いなので、その存在を気にする必要はないのですが、場合によっては緊急車両にもなり得るというなんとも曖昧な立ち位置となります。
引用元:くるまのニュース
つまり今回ケースだとサイレンを鳴らしていなくても、不審人物の追跡中となり一方通行の逆走も緊急車両扱いとなるため問題はなかった、ということになり得るということです。
…こんなこと言いたくないですが、便利ですね、パトカーって…(笑)
これが一般車両同士なら事故の問題を解決して違反についてなど様々もめますが、警察相手だとどうなるのでしょうかね。
同署は「サイレンを鳴らさずに一方通行を逆走するのは問題ないが、交差点に入るときはサイレンを鳴らした方が良かった」と説明している。同署の児玉修副署長は「おけがをされた方々にお見舞い申し上げる。詳細は調査中だが、原因を究明し、再発防止に努める」とのコメントを発表した。
引用元:Yahoo!ニュース
あくまで個人的な意見なのでご了承いただきたいですが、あまり被害者への謝罪の気持ちが感じられない説明ですよね…。
もちろん軽自動車にもなにか運転に問題があった可能性もあるのですが、もうちょっと寄り添ったコメントをしてほしい、なんて思ってしまいました。
本当に小さい男の子が早く回復されることを祈りたいですね。
コメント